約3秒間微小重力を発生させることができる実験施設
約3秒間微小重力環境を作りだすことができる実験施設が北海道赤平市の植松電機さんにあります。
植松電機さんと言えば、北海道大学とCAMUIロケットを開発しており、現社長さんがTEDで講演したことで有名です。
宇宙空間に近い真空や温度は、恒温槽や真空チャンバーによって再現はしやすいです。しかし、無重力を再現するとなるとかなり大変です。飛行機を使ったりするのが有名かもしれませんが、お金がそこそこかかります。しかし、植松電機さんには、落下させることで微小重力を発生させる実験塔がコスモトーレです。
今回、ある北海道の大学の人工衛星プロジェクトをお手伝いする中で、コスモトーレを利用するということで実験のお手伝いに行ってきました。
ざっくり言うと高さ50mからカプセルを落とすだけです。落下中のカプセルの中に関して植松電機さんがYouTubeで公開してくれています。
実際に落下する瞬間を見ると、約3秒とは言え意外と長く感じました。そして、外から見るより建屋の中から見るとは衝撃が違いましました。
申込方法
コスモトーレを利用するためには、植松電機さんに直接申し込むのではなく以前記事にした北海道宇宙科学技術創成センター:HASTICが受付窓口となっております。
もし、申込されたい方はこちらのページから申し込むことができます。コスモトーレの仕様(速度や重力など)とともにPDF資料も用意されています。
赤平市は、色々と注目する点が
実は、北海道赤平市ですがあのスーツケースの製造工場があります。それは、以前記事にしたゼロハリバートンです。
そして、今年アカデミー賞で受賞されたロケ地の一つのようです。
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