fusion360が重くて無駄に時間がかかってしまった・・・・。
RaspberryPi財団が公開しているAstroPiのケースの3Dデータを使い、Fusion360を使って組み上げてみました。本当はSOLIWORKSを使いたいところですがお高い。それに、SOLIWORKSのデータを読み込んでくれるFREEのCADソフトがわからない・・・。
ケースを販売すると高いから、CADデータを公開して自分でご自由に方針へ
前回、ESAとRaspberryPi財団の教育プログラムとして使われている宇宙版RaspberryPiであるAstroPiをご紹介しました。
実は、AstroPiの外装ケースのCADデータはRaspberryPi財団によって公開されています。これは、AstroPiが発表されたときケースを売ってほしいという要望が多かったそうです。しかし、いざ販売となるとそこそこのコストがかかってしまうようで、販売に至らなかったようです。そのかわりにCADデータとして3Dプリンタで使われるSTL形式として公開することにしたようです。
以下のURLからCADデータ(STL形式)ダウンロードから必要な部品、そして、AstroPiとして必要なソフトウェアのインストールまでの手順がまとめられています。
とりあえず、CADデータをダウンロード
AstroPiのケースだけダウンロードすればいいのですが、せっかくなのでRaspberryPi4のCADデータなども組み込んでみようと思い探しました。Lensは、AstroPiで採用されているレンズのCADデータが見つからず適当なCマウントのレンズを選定しました。
パーツ名 | URL |
---|---|
Astro_Pi_Mark_II_upper_parallax_small_buttons_1 | LINK |
Astro_PI_Mark_II_lower_1 | LINK |
Astro_Pi_Mark_II_camera_1 | LINK |
Astro_Pi_Mark_II_leg | LINK |
RaspberryPi4 | LINK |
Raspberry Pi Sense HAT | LINK |
Raspberry Pi High-Quality Camera | LINK |
Lens | LINK |
スペーサーやナットなどは配置がめんどくいので無視しました。そして、「Raspberry Pi High-Quality Camera」に関しては、2種類(raspberry-pi-hq-camera-1/raspberry-pi-hq-camera-2)あるのですが、今回採用したデータ(-1の方)はおそらく基板のネジ穴が少しずれている気がします。ただ、パーツが細かく分解できたという理由で採用。
とりあえずFusion360を使って組み上げ
当初は、FreeCADやBlenderを使おうかなと思ったのですが最近、Fusion360を触っていたのでFusion360でダウンロードしたデータを組み上げてみました。ただ、STLデータを読み込むと寸法がおかしい(cmで換算されてしまう)、なんだか動作が重いなどいろいろ悩まされましたがどうにか組み上げることができました。
レンズが支柱(leg)より大きく、このままだと机等におくことができないことがデータを読み込んで気づきました。そして、細かい接触面や穴位置などはあっていないです。実際にISSに持ち込まれているものを自分で作ることができるのはなんかわくわくします。
しかし、実際にケースのデータを触ってみると確かに市販するのにはお金かかりそうって思いました。金型を作って大量生産すれば安くはなるかと思いますが、そこまでするならデータを公開して各々に任せた方がいいですね。
それにしても、インターネット上にはさまざまな3Dデータが公開されているのでオリジナルの人工衛星なども簡単にデザインできるようになったんだなと思いました。
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